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Posted on 2015-06-25
羽田ニュース★羽田―都心、航路を短縮 都、舟運を活性化
2015/6/25 日本経済新聞 朝刊
東京都は2015年度末をめどに、羽田空港と都心部を結ぶ水上航路の“近道”を設ける。空港西側にある海老取川を掘り下げて、多くの船が通れるようにする。東京湾にせり出した空港を迂回する従来ルートに比べ、日本橋までの時間は最大30分短縮し、40分程度になる見込み。20年五輪に向けて観光用など定期航路化をめざすほか、災害時の物資輸送や救援活動の迅速化にもつなげる。
羽田空港にある船着き場から都心に向かう場合、空港東側のD滑走路を回り込んで東京港に出ることが多い。このルートは遠回りな上に、大型コンテナ船などが行き交うため、中小型船は運航速度の制御も必要。日本橋の船着き場までは通常、1時間以上かかる。
新ルートは空港の西を流れる海老取川を通る。川の全長は約1キロメートルで、都心部までつながる京浜運河に接続している。現在も船舶が通ることはあるが、水深が2メートルの浅い部分があるため、船種は小型のものに限られる。3メートルまで掘り下げることで通航可能な船種を広げて、多くの乗客を運べるようにする。羽田空港から都心部まで40分程度で結び、国内外の観光客の利用などを想定する。
東京モノレールを利用した場合、東京駅から羽田空港までは乗り換え時間を含めて30分ほど。国際自動車(東京・港)が運行するタクシーでは、日本橋―羽田間の所要時間は高速利用で40~50分程度かかる。水路の近道が機能すれば陸路と同程度の時間で移動が可能になる。(後略)
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